下北・三陸3泊5日の旅(2日目・つづき)
5月 28, 2006 — 17:46

さて七戸と言えば南部縦貫鉄道。というのは飛躍しすぎかも知れないけど、過去に一度だけ乗ったことがあって、
その時の思い出が忘れられない路線。レールバスと呼ばれる小さな車両が、ディーゼルエンジンで走るというのは珍しい話ではないけど、
それがマニュアルトランスミッションだというとどうでしょうか?鉄道な運転席(運転台)の床からシフトノブが出ている様は、
他では見られないシロモノ。さらに車と違ってクラッチ操作が手操作でその操作たるや職人技の域。乗ってみれば車内照明は白熱電球だし、
レールの歪みからなのか振動は上下左右に絶え間ない。とにかくネタにコト欠かない路線だったけど、残念ながら既に廃止になってます。
まぁそれでも古い駅舎くらいは残ってるんじゃないかと思って市内を探すも見つからず。とりあえず少し先の道の駅に行って軽く食事。
この辺りでは馬肉を食べるのが普通なのか、焼き鳥・・・じゃなく焼き馬が売られて居ます。

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焼き馬と馬ホルモン(モツ焼き)、それに蕎麦餅で休憩。馬のお味は。。。過去にいろんなものを食べて来たけど、
これは一回食べればいいかなぁと。蕎麦餅は味噌味が素朴で美味しかった。

道の駅内の資料を見てみると、旧七戸駅はそのまま残っているらしい。
少し戻ることになるけどやはり行ってみなければならないだろうと言うことで出発。

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さぞ寂れているのかと思いきや、何やら大勢の人が居る上に見たことのある車両が目の前に置いてある。ゴールデンウィークのイベント前日、
車両展示をやっているとのこと。それならばということでカメラ片手に写真を撮りまくり。

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周りには本職の(?)鉄道ファンな方が溢れているのですが、こんなコトは滅多に無いということで、そんなのは無視して撮りまくり。
そうこうしていると今度は車庫を開放するとの放送が。古びた木造の車庫の中には除雪車が置いてありました。

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役目を終えて車庫の隅でひっそりとしている様はとても感慨深いですが、ただ黙って解体されたり野ざらしで朽ち果てるのを待つのよりは、
良いことでしょう。そうこうしていると、おっちゃんが歩いてきて、木箱の中から鉄棒を取りだして、外の車両へ。何だろうと思ったら、
シフトノブでした。着脱式だったんですね。

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何やら謎の操作(これもワザなんでしょう)でエンジン始動。空に上る黒煙は、いつか見たそれと同じ。まだまだ現役です。

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七戸で遊んだ後は、下北半島をひたすら北上。大湊へ。

(つづく)