今日からいつも通りの仕事をしています。
ところで、種子島に何をしに行ってたかというと、日本宇宙少年団(YAC)主催の種子島スペースキャンプ2007に、
スタッフとして参加していたのでした。
4泊5日のこのイベント。全国津々浦々から集まって来た子供と、一緒に寝泊りしながらいろんなことをします。
晩飯のカレー作りやペットボトルロケットを飛ばしたり、種子島宇宙センターを見学したり、
海で泳いだり・
・・。とにかくいろんなことをスケジュールに沿って進めて行くのですが、現地で初めて顔を合わせた子供相手に、俺がリーダーだ!
とハッタリかまして、言うことを聞かせるのが、とても大変でもあり楽しくもありました。
事前にもらった資料は、何時にどこ集合という行動表のみ。現場で何をやるのかも知らされない状態で、
何故かマスクとシュノーケルをもらって種子島へ。現地に着いて、もらった資料で自分が担当する子供のプロフィールを見ると、
これがまたなかなかの強敵な予感。さて、どうしたものかと思いつつも、特に妙案などある訳も無いので、いつも通り(笑)
まぁ適当に挑んでみました。
宿泊は、廃校を利用した宿泊施設で、もちろん冷房無し。昼夜問わず熱気が体を襲います。とにかく汗をかくので水分補給は忘れずに。。。
と言っても、一晩泊まれば子供も大人もぐったりです。(苦笑
初日~結団式/2日目~自分たちで食事を作る/3日目~見学ツアー/4日目~海水浴/5日目~解散式
と、大雑把な予定はこんな感じでしたが、一番キツかったのは3日目の見学ツアーでしたかね。極端に冷房が効いた部屋と、
極端に暖房が効いた部屋のような屋外を行ったり来たりする行程は、そうでなくても体力を消耗します。よって、お話の時間
(ありがたき勉強の時間)ともなれば、子供は爆睡。スタッフの中にもダウンする人が出る始末。でもそんな状況下でも、
しっかり話を聞きながらメモを取り、話が終われば質問をする子供が居たのが印象的でした。こういう集まりなので、
そこそこ勉強の出来る子供が集まっているとは思いましたが、さすがだなぁと。
ふと自分のときはどうだったのかと思い出して欝になりかけました。(笑
4日目は何故かシュノーケリング体験の補助として、子供を引っ張って沖に出て、魚を見せるということをやってました。
シュノーケルなんて何年ぶりだ?というか、海で泳ぐこと自体、最後はいつだったのか思い出せないくらいの奴が、
ほぼ経験ゼロのアシひれをバタバタやりながら、泳ぐ様は子供にはどう見えたのか・・・というのはいいとして、透き通った海に綺麗な色の魚
(たぶん美味しくは無いと思う)がたくさん泳ぐ姿を見て、子供以上に楽しんで来られたのでした。予算上の都合から(苦笑)
ダイビング関係は見ないようにしていたのですが、これを機会にちょくちょくやってみようかと思ったくらいでしたが、
中耳炎持ちにダイビングは無理だよ(経験者談)とのことなので、シュノーケリングがいいとこですかね。財布にもやさしいし。
そういえば、天体観測会なんてのもあったんですが、ここでも久しぶりの体験がありましたね。赤道儀の組み立て。
ビクセンのATLUX赤道儀+スカイセンサー2000なんて、借りてきたのに組める人が居ない。あんたできるでしょ?みたいなノリで、
渡されて格闘してみたんですが、結局完全に調整するのはあきらめて、月なんかを手動で入れて、お茶を濁して・・・。
というわけにも行かないので、良く見るとウサギが見えるよ~とか、さっき何か横切ったよ、とか言う謎な楽しい話をしつつ、見てもらいました。
普段見ている月でも、望遠鏡で見るとそこそこの感動があるようです。双眼鏡くらいでも十分感動出来ますので、見たことが無い人は、
これを機会に見てみるように。とか。
自分が担当した子供は計6名でしたが、6人とも勉強はとても出来る(と思う)ものの、 行動のベクトルが全然バラバラで、
まったくまとまりの無いグループでした(笑)。そんな子供のご機嫌を伺い、時には正座で説教を食らわして何とかかんとか・・・
結局あまりまとまりませんでしたけど(苦笑)、呼べば集合する様になったし、ある程度は言わなくてもやってくれるようになったから、
いいのかと。
でも、親元を離れて集団生活っていうのは、子供とっていい経 験になるんですね。全体的にバラけていた子供たちが、
良い意味で平均化されたような気がしました。最終日あたりには。
経験という意味では、こちらもいろいろと勉強させられました。たまにはこういう場所に来て、自分を試す必要がありますね。
—–
今日の晩飯は、三平のラーメンでした。
キャンプ場の管理人となるスカさんを騙して連れて行った張本人、細かいことまで何も知らせずに・・・
いやいや班のリーダーとして子供たちを引率していただきましたが、ブートキャンプのようにダイエットの手助けになったのでしょうか?
きっと川辺に帰って、エアコンなしでも涼しいなぁなんて思ってるのでは・・・
水に浮いたスカさんの凛々しいお姿を晒したいなぁ・・・無我夢中の4日間と言う感じで素敵でしたよ!
こうゆう経験はいいですよね~
自分の子供にも参加させたい。
(できれば子供の意思で参加できる子になるように・・・)
どうやったら参加できるんだろう(笑)
ペットボトルロケットは興味津々(私が)
今度是非、教えてください。
3歳じゃ作れないか?
今回の記事、非常に楽しく拝読させて頂きました。面白いですね~!こんな仕事もなさるんですね!素敵ですなあ、お疲れ様でした。
カレーレポ、何となく完成図が想像できました。子供ってとにかく切りたがる傾向があるようですね。野菜の甘味、まろやかさで辛口ルーが変化するほどの量、素晴らしいです。こういった状況だけに、尚更美味しそうです。語り口調が又好い!?
>ほりんちさん
現地ではとてもお世話になりました。次回がすぐありますけど、またよろしくお願いします。
>にょろさん。
ネットで探していると、結構あちこちで公募してるよ。おそらく小学生以上っていう募集ばかりだと思うので、息子さんが参加出来るのはもう少し先だと思うけど、それまでに、自分で手を挙げられる子供にしてあげて下さい。
>がくだんちょうどの。
普段包丁なんかで切り刻むことなんかないからなんでしょうか、とにかく全て微塵切りでした。でもたまにはいいかも?な気になるのが不思議ですね。
でもって、また来週。今度は一泊二日で同じようなイベントに出てきます。
コメントのお返事など、こちらで。
>がくだんちょうどの。
カレーレポ。バーモントカレーの辛口をベースとした大鍋カレーは、シェフ(子供)こだわりの、微塵切りされまくった野菜によって、辛口とは思えないまろやかさを呈す。昨今の健康志向に一石を投じるかのように、大量に入れられた豚ばら肉から出るコクとアブラは、キャンプ食とは思えない贅沢感を醸すが、適度に芯のあるライスと一体となることで、しつこさは打ち消されている。なおこれが偶然の産物なのかどうなのか、語るのは野暮であろう。。。という感じでいかがでしょうか?笑
>take321さん。
ペットボトルロケットが、これまた結構奥が深いんですよ。試験でただのペットボトルを飛ばしてみたんですが、そのあと作ったロケットより飛んだりしましたし。(汗
>うみがえるさん。
うみさんも飛んでみますか?