自転車に乗れるようになったころの話。
9月 26, 2003 — 0:53

自転車で旅に出てしまい、行方不明になったと大騒ぎになった事があります。
本人は行き先も帰り道もわかっていたし、その証拠に夕方には帰って来れたので
コトの重大さなんて少しも感じて居なかったのですが、
今になって思うと、あの時の騒ぎは凄かった。。。
思えば、あの事件(?)で今の性格が決定付けられたのかもしれない。
家の周りを囲んでいた高い鉄格子。
あの向こうはどうなっているんだろう、
あの鉄格子を超えたらどうなるんだろう、
あの鉄格子を超えることは出来るのだろうか。
別に監禁されていた訳じゃなく、当時住んでいた社宅が会社の敷地内だったために
たまたま塀が高かっただけなんですが、
その当時の自分にはその塀が何かのハードルのように見えたんですね。たぶん。
そして、それを超えた瞬間、何かが変わったに違いない、
その瞬間が今の自分の第一歩ではないかと。
今思うに、人間の根底ってこんなもんなのかなと。
その時のちょっとした挑戦がその後の人生を決めてしまうこと、
やはりあるんじゃないかと。
それはもちろん、今になって思えることであって、
当時の自分はそんなことが思い付くはずも無い、ただのクソガキでした。
あしからず。