suka's HITOKOTO
日々のつれづれ書いてます。
7月 4, 2005 — 1:38
うちの親父。この8月を以って満60歳。定年。
中卒で就職して40数年、同じ会社で黙々と働いて来て
何時の間にかここまで来たという感じ、というのは本人曰く。
昨今は、転職が割と普通のことになっていて、自分も一度転職した身だから
同じ会社にこれだけの期間居れたのが、そもそも凄いなぁと思うのと、
仮に自分がこれから先、同じ会社で定年まで働くことが出来るのかなぁという不安。
真面目に働いていても、将来どうなるかわからないという、そこはかとない不安を持ちつつ
毎日過酷な労働に従事しなければならない今時のサラリーマンに比べれば、
親父はまだ幸せだったなぁと。それ以外の苦労があったにせよ。
学歴や特殊技能がある訳でもない普通の人間が、
普通に働いて、普通の生活を全うすることが出来なくなったのは、いつ頃からなんだろう。
人間、何らかの特長がなければ認められなくなったのも。
ゼロから這い上がって来て、今に至った日本人。
何時の間にか通り越してしまった「普通」という生活には、もう戻れないのだろうか。