石油ファンヒーターを買う。
12月 17, 2014 — 5:42

何度もバラしてオーバーホールしつつ、生き永らえてきた居間のファンヒーター(東芝製)がついに壊れた。燃料ポンプが壊れただけなら部品を取り寄せて修理するところなのだけど、バーナー自体が腐食で崩れてきていたので、そろそろ限界かなということで、買い換えることに。

近所の店を何件か回って、何故か一番安かったコメリで税込9,480円。トヨトミ製。値段もだけどちょっと考えがあってこのメーカーのものにした次第。

仕事部屋で使っているダイニチ製と比べて、能力はほぼ同じ。灯油を入れてスイッチを入れれば温風が出てくるのもまた同じで、普通に使う分には似たような2台。。。なのだけど、この2台(というかメーカー)で決定的に違うのがバーナーの形式で、前者がポット式、後者がブンゼン式となっている。
両者とも一長一短あるのだけど、ポット式の機種はまだ使ったことが無かったので、今回この機会に買ってみた次第。

ポット式とブンゼン式の違いについて、詳しくはググって頂くとして、簡単に言えば前者は灯油を垂らした所に火をつけて燃やしていて、後者は気化器で気化させた灯油を燃やしているのが大きな違い。

通っていた高校に、煙突付きのポット式ストーブ(ファンヒーターではない)が使われてたけど、さすがにもう更新されたかな。

そんなところで使われていることからわかる通り、ポット式は構造が簡単で、燃料の質が多少悪くても(=例えば昨シーズンの灯油とか)問題なく使える反面、小型化しにくく、未燃焼ガス(熱で揮発した灯油)が出やすいという欠点がある。
未燃焼ガスが出やすいというのは、煙突が無いファンヒーターにおいて「温風が灯油臭い」ということにもなるのだけど、そんな欠点を克服したのがトヨトミ製ファンヒーターだということで、興味深い。

早速灯油を入れて点火してみると、まず驚くのが動作音の低さ。常時シャーっという音がしているダイニチ製と比べて、送風ファンの音がする程度。見れば燃焼時の消費電力も大幅に低くなっていて、ダイニチ製が常時100wくらいの電力を食ってるのに対して、トヨトミ製は10wちょっと。
電気代が高騰している昨今、エアコンをやめて石油ファンヒーターを使う人も居るかと思うけど、石油ファンヒーターもなかには結構電気を食うものがあるので気を付けて頂きたい。余談だけども。

気になる温風の臭いだけど、これは明らかにダイニチ製のほうが臭くない。というか、トヨトミ製の温風ははっきりわかるほど臭い。
動作音はトヨトミ製が圧倒的に低くて、部屋が暖まってきて火力が低くなると
動いてるかどうかわからないほど。

当初、四畳半の居間で使うつもりだったのだけど、かなり換気をしてないと厳しいなあということで、仕事部屋に新しいトヨトミ製を置いて、既存のダイニチ製を居間に置くことにした。ある程度の広さがある部屋なら、そんなに臭いが気になることもない感じ。適材適所。
動作音が静かなので、臭いさえもう少しどうにかなれば寝室でも使えると思う。