夏の終わりのある出来事。
8月 22, 2016 — 21:54


まだまだ暑い日が続いていますけど、季節は秋に向かっているようで、桜の木の落ち葉が目立つ今日この頃です。

たまたま早く帰宅したので、庭の落ち葉を片付けようと、ホウキで掃いて回ってたんですね。庭を。

田舎のボロ家な我が家は、そうでなくてもいろんな虫やら何かやらが出る家なので、落ち葉を掃いたりするとその下からいろんなものが出てきます。アリやらクモやら、時にはムカデやらヘビやら。。なので、ホウキは長柄のものを使い、長靴装備で挑みます。たかが落ち葉掃きと侮れないからです。

ここに引っ越して来てすぐのころ、落ちてきた毛虫に驚いて転倒したところにゴキブリがいて、慌てて払いのけたら、その下にムカデがいて噛まれたという、ほぼジョークのような経験があるものですから。常に油断はせず、緊張と共に暮らしております。

さて、そんな気持ちで落ち葉掃きをしておりますと、勝手口の前に溜まった落ち葉の山から、アリの行列が壁の隙間に歩いて行くのを見つけました。秋が近づいてくると冬に備えて?なのか、よく見かける光景なのですが、これを風流だなと放置していると、冬のある日、暖房を入れたらアリが出てきて、そりゃぁもうパニックさ!・・・ということになりかねないので、大変申し訳なく思いつつも駆除を始めたのです。

「行列のアリが少ないので壁の中も大したことはないだろう」と完全にナメてかかったところが敗北を呼んだのは、その後嫌という程思い知ることになります。

とりあえずは目に付くところにいるアリをスプレー式殺虫剤で退治していきます。余談ですがここで使う殺虫剤はフマキラーとかキンチョーの一番安いもので十分です。アリ専用品といっても成分は同じ(含有量の差は気にしない)ですし、何しろ高い。それなら安い汎用品を何倍も撒いたほうが、効果があると思ってます。

そうこうして、見える箇所の処置を済ませた後、気になるのが壁に出来た隙間。さっきの行列はここに入って行っていたので、ここを放置したらやはり冬のある日にパニック!となりかねない!やるしかねえ!!と、家にあるだけの殺虫剤を隙間という隙間に噴射。そしたら出るわ出るわ、まるで壊れたパチンコ台の如く、小さな隙間からアリが溢れるように。。止まりません。

当初の目論見が外れて大量ゲットだ!なんて喜べないくらい出てくるアリを、スプレーやら粉剤を使ってどうにかこうにか押さえ込んで一段落したところで気が付いたんです。

「この裏側ってどうなってたっけ?」

場所は風呂場と台所を仕切る壁のあるところ。長年の湿気で台所側の壁が腐って崩れてたなそういえば。。。

「あー黒アリはねー白アリが食べたあととか、湿気で腐った後の木に巣を作るんだよー」

知り合いの専門家、Kさんの言葉が頭をよぎります。。。

「害虫駆除は内側から外側に、虫を逃がすようにやらないと駆除にならないよ」

という言葉も。

恐る恐る室内に入ってみると、あっアリ!台所にアリ!勝手口にアリのかたまり!!とにかく物凄い量のアリアリアリアリ。。。と、どこかに隠れていたのかムカデまで出てきて、これが本当の地獄絵図。そりゃぁ外側からあれだけ吹かれれば、内側に逃げて来ますわな。

あーやってもうたなーと、あまりにひどい状況に、逆に冷静になってしまいましたが、放っておいたらメシどころか住むことすら出来なくなりそうなのでとにかく駆除することにして、何か使えるものはないかと思って手に取ったのは掃除機。これでとにかく吸いまくります。

(掃除機と言えば最近はサイクロン式が良いみたいですが、貴方の家のサイクロン式でアリ退治が出来ますか!?サイクロンに飲まれてクルクル回るアリなんて見たくないでしょう?奥さん。というわけで、紙パック式が良いですよ、やっぱり。大抵のものは吸えますし、吸ってしまえばなんとかなりますから。)

さて掃除機で吸うこと小一時間。あらかたのアリ(とムカデ2匹)を吸い尽くして紙パックが一杯になったところで、掃除機の吸い込み口に向かって殺虫剤を吹いたあと、外に持って行って紙パック式を取り出しておきます。これを忘れたら掃除機まで捨てるハメになるので、なるべく早めにやっときます。

アリの巣穴に殺虫剤を吹いて、出てこなく・・・はならないのですが、ほぼ出てこなくなったところで、勝手口を水洗いして粉剤を撒き、台所床は逆性石鹸水で拭いて完了!と思ったら、勝手口のドアの中にも巣があるようで。。遅れてゴメン!みたいな勢いで隙間からアリが。

結局、扉を半分バラして中にいるアリを水で流したあと殺虫剤を吹きました。ほんと何してるんだか、自問自答しながら。。。

かくして突然のアリ退治は終結をみたわけですが、しかし何故ここまでになったのかと自分なりに考察してみた結果は以下の通り。

・毎年春先と梅雨後に撒いていた粉剤を今年は予算の都合で撒いていなかった。

・いつになく庭の植木や雑草を片付けまくったので、アリの住処がなくなった。(ので、家に住まれた。)

・家がボロい。(入れる隙間が多い。)

・外が暑い。

こんなところかと。

掛けるべき予算をケチって失敗する典型例ですね、これ。いやケチった訳じゃなく、回す予算が無かったんですよ。。

そして、暑さと干ばつが続くと、虫も日陰の湿気があるところに集まって来るんですよね。家も全然涼しくはないんですが。。。

そんなこんなで週明けからゲッソリな夜です。。


Comments:
  • YAB

    ばかだなきみはアリクイ飼えばいいんじゃね

    8月 22, 2016 — 23:28
  • suka

    アリクイが大繁殖したら困るじゃないですか。

    8月 23, 2016 — 20:31