国際免許を取得しようと、地元の交通安全教育センターに行ってきた。運転免許関係のことで何度となく足を運んだ場所ではあるが、
何度行っても不愉快な場所である。
どれくらい不愉快かというと、今時こんな役所があるのかよ?と思えるくらい、旧態化した役人仕事っぷりが凄まじいのだ。
まず、車をとめようとすると、駐車場のマスが狭い。そもそも敵意を持ってやってくる私のような人間にとっては、
この時点で不愉快レベル9.8くらいである。(ちなみに評価は10点満点だ。)
ご存じの通り、うちの車は軽自動車なので狭い駐車場など全く気にならないのだが、隣近所のマスから他の車が激しくハミ出しているので、
とめにくいことこの上無い。おまけに入り口の目の前の一番良いところに関係車両がとまっていたりするのだから、話にならない。
何をしているのか、何のために居るのかわからない、そこらじゅうに沢山いる係員のおっさんたちを横目に申請手順を確認する。
どうでもいいが、入り口の目の前に免許更新用のコピー機を並べておくのはいかがなものか。通るのに邪魔だし、
万が一火災でも起きたときのことを考えると、人が殺到するようところにモノを置かない方がいいと思ったが、
テロ対策のバリケードかも知れないので、素人が文句を言うのはおこがましいというところか。
気になる手順は以下の通り。
1)収入証紙を買え。
2)2Fの窓口に行け。
3)発行には時間がかかるが黙って待っておけ。
4)発行されたらありがたく頂き、誤記が無いか確認しろ。
実際は違う言葉で書いてあったのかも知れないが、ニュアンスに間違いは無いと自負している。
まず、証紙を買うために窓口に行く。もちろん窓口には長蛇の列。行列の出来る人気窓口というのは大変結構なことだが、
窓口が6列分あるのに1列しか開けてないのは、きっと商売上のノウハウなんだろう。はるか彼方の窓口を見ると、
奥にはこれまた何をしているのかわからない係員が沢山居た。きっと裏で晩ご飯でも作ってるのだろう。
人気の店と言えば、名物女将がいたりするのが当たり前である。それは窓口でもしかり。ここではビジネスライクでクールな口調・
表情の係員が証紙を売ってくれる。もちろんお礼の言葉など無い。さすがである。これだけで一見の価値ありと、書くだけ書いておこう。
証紙を買って窓口に行く。窓口のカウンターの前に何故かテーブルが置いてあって、係員とこちらに激しく距離がある。
それはまるで何とかのお裁きの場所のようだ。お役人様と一般庶民に身分の差があるというのは今も昔も変わっていない。
窓口に行くと、パスポートと運転免許と証紙を渡せという。控えももらわずに渡せるか!と内心思いながらも手渡すと、
免許証の裏書きを見て一言。書き換えが必要とのこと。
私が引っ越してきた当時自宅の住所は「町」でした。それが町村合併で今は「市」になっています。名称が違うだけで、
個人にとってはどうでも良い差でしか無いのですが、そこはお役所仕事。厳正を期さなければなりません。故に書き換えをして来いと。
この時点で到着から1時間が経過しています。
そういうことは先に言えなどとは口に出しませんでしたが。
記載事項の変更窓口は、これまた行列の出来る窓口状態。たっぷりと時間をかけて書き換えをしてもらって
(書きたいことはたくさんあるが思い出すのも不愉快なのでもう書かない。)、再度申請窓口へ。
時間が掛かるのでそこで待てと言われるたので、どれくらい掛かるかと聞くと数十分だと言う。
ならその間に向かいのモスバーガーにでも行こうとすると、途中で聞くことがあるから、そこに居なければならないとのいこと。
そういうことは先に聞けなどとは口に出しませんでしたが。
暗くて寒い廊下の、座り心地の悪い椅子で、
俺が何か悪いことをしたのかと自問自答しながら待つこと数十分。
手にした国際免許を見てまず思ったのは、速く家に帰りたいということでした。
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そんなこんなで悪態をつかさせて頂きましたが、昔ながらのお役所仕事が体験出来るテーマパークとして、
皆さんにも是非オススメしておきます。疲れている人や荒んでいる人は間違っても行かないように。